公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.11.20
仏衣
仏衣とは、死に装束(しょうぞく)の事を言う。
仏衣に含まれているのは、三角頭巾・手甲脚絆・帯・白衣・足袋
ずた袋・六文銭・数珠・わらじ等です。
これらは、死での旅立ちを意味しており、六文銭は故人が三途の川を渡る際に
支払う渡し賃とされ、現在では紙で出来たものを用います。
また、ずた袋には六文銭の他に出棺間際に旅の途中の食事として
枕飯や枕だんごを入れることもあります。
白衣は左前に着せ、鞐(こはぜ)をとった白足袋とわらじは左右を逆に履かせます。
こうした死出の旅立ちの身支度は宗教・宗派、または各地方によって少しずつ
違ってきますので注意して下さい。