公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018年04月
2018.04.08
花まつり
4月8日はお釈迦さまの誕生日。
神戸文化ホールで行われたお釈迦さまの誕生を祝う
祝賀市民大会「花まつり」に初めて参加してきました。
どんな内容かは諸先輩方から聞いていたので、
およその見当はついていたものの、やはり実際見るのと
聞くのとでは違う印象でした。
灌佛式典(灌佛とは甘茶を誕生仏(子供の御姿をしたお釈迦様)に
かける事)では、合唱や読経、諸作法・挨拶など行われましたが、
一番印象に残っているのは保育園児2名の挨拶ですね。
恐らく何日も前から一生懸命話す内容を暗記してきたのでしょう。
沢山の大人の前で堂々と2人声を合わせて話す姿は、
感動すら覚えました。
「人に優しくしましょう、お互い助け合う人間になりましょう、
助け合う社会を作っていきましょう」なんて事を純粋無垢な園児が
一生懸命マイクに向かって話をしているのを見ていると、
「うん、そうやね。その通りやね」と思わず言葉に出してしまいそうでした。
初めて参加した「花まつり」
独特の雰囲気を感じながら、子供の一生懸命さに心洗われるようでした。
こういう事を感じさせてもらえたのも、お釈迦様のお陰なのかなと
感じた「花まつり」でした。
2018.04.07
散歩道
先日の夜中のこと。
ご遺体を連れて帰る車中で、
「おやじは毎日この道を散歩していたんです」という話をされていました。
次の日、昨日通った道を写真に撮って来たんです。
会式前にその映像を流してあげたい。
ただそれだけのことなんですけれどね。
わかる人がわかったらいいんです。
僕はそんなのがお葬式やと思うんです。
2018.04.07
亡くなるまでのプロセス
一度じっくりと考えてほしいのです。
例えばある夜、病院から電話があったとします。
私たちは、故人としか会えませんが、
亡くなるまでに どのようなプロセスがあったのか想像してください。
壮絶な生と死の戦いがあったかもしれません。
そこまで考えて葬儀屋がことにあたっているかどうか。
わかっているなら失礼な振る舞いはできないはず。
その上で儀式をサポートしていきたいものです。
2018.04.02
祭壇の奥を売れ
尊敬する先輩に
「祭壇の奥を売れ」と
教えられたことがあります
その時は、意味がわかりませんでした。
私たちは、葬儀商品を売っています。
でも本当はそんなもんじゃないんです、お葬式って。
祭壇の奥を売れというのは・・・
故人がどんな人であったか、どんなお葬式をするか、これからどうするか、
そちらが重要だということです。
ご遺族としっかりと話ができれば、その答えがわかるんです。
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