公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.11.18
枕飾り
安置したご遺体に色々なものを飾る事を『枕飾り』という。
●お 鈴:これを打つ事によって人々の邪念を払う。
●位 牌:死んだ人の霊をまつる。
●香 炉:線香か抹香をたく道具。
●線 香:煙が仏を清める、死臭を消す (抹香)香りが人々の心を安らげる。
●燭 台:ローソクの灯りは煩悩の闇を消す功徳があるとされている。
●花 瓶:一本樒を立てる。樒は実に猛毒があり聖地を守る植物とされている。
●枕 飯:あの世への旅の食糧。(宗派によってしないものもあります)
●枕 水:死に水をとる。末期の水という。(仏に水をあげること)
死に目に会えなかった遺族・親族が仏の魂を呼ぶ。
(死ぬと喉が渇くと言われています)
●守 刀:魔除けのため。
●逆さ屏風:外から亡くなった人の姿を見えないようにしていた。
●枕だんご:地方によって使用することもある。
『枕飾り』が整ったら、仏式では僧侶に枕経(枕づとめ)をあげてもらう。
このお経は、故人を仏の御座に送る大切なものであります
※浄土真宗では『即身成仏』とされるため、仏壇にお経を唱えます※