公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.11.17
中陰法要
ご命日から数えて七日目に営む法要を初七日といい、
以後七日ごとに満中陰(四十九日)まで法要をつとめます。
この法要を中陰法要と言います。
一般的に、「中陰」と言う言葉は、死んでからまた生まれ変わるまでの
中間のことを意味する「中有」という言葉に由来しています。
そして、その期間を四十九「七七日」としていますので、故人の死後、
次の生を受けるまでの四十九日間は、生と死の間を彷徨う状態にあるなどと
言われる事があります。
※浄土真宗のみ教えのもとでは、阿弥陀如来のはたらきによって、その命を
終えられるとただちに浄土に往生し、悟りを開いて仏となるので、故人が
生と死の間をさまようことはありません※
また、満中陰までの期間が三か月のまたがると、
「終始苦が身につく」などと言って、これを嫌い、
中陰を早めに切り上げようとする迷信がありますが、
「友引」同様に、言葉の遊びにしかすぎません。
火葬の後、自宅に戻ってきた故人の遺骨は、中陰壇に安置することになります。
その中陰壇には三具足や供物が飾られ、ほかに遺影などが置かれたりします。