公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.11.13
神様の性格?!
神様を性格で分類すると、和魂(にぎみたま:和御霊とも書く)と
荒魂(あらたま:荒御霊)になります
和魂は神様のおやさしい温和な霊力を指し、荒魂は勇猛さの反面、
粗野で時には人に祟りを及ぼすような霊力であり、神の「怒り」を表して
いるとも言われています。
和魂は、さらに人に幸福をもたらす幸魂(さきみたま)と人に霊力などを与える
奇魂(くしみたま)に分類されます。
和魂と荒魂は、元来一つの神の2つの側面を表したものです。
後に荒魂の霊力をもつ神が祀られるようにもなりました。
元々神道は太陽などの自然を神と仰ぎ、自然現象などにその霊力を
感じ取ってきました。
自然は日々の恵みをもたらしてくれると共に、時に風水害、落雷、地震など
大規模な災害をもたらします。
そのような自然の姿が、古代の人々の神への信仰に大きな影響を与えたのでは
ないでしょうか?
人々に不利益を与える面も、荒魂としてお祀りしたのは、厳しい自然現象からも
神のパワーを感じたからではないでしょうか。
和魂と荒魂の祭祀は、神や自然への感謝と恐れの気持ちと共にそれらへの
深い洞察を示しています。