公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.11.26
香の由来
香は普通香木と錬香に分けられます。
香は仏教伝来とともに日本に伝わりましたが、元来古代民族の間では
儀礼の一つとして、香を焚き不浄を払い神を祭る風習がありました。
古代のスキタイ人でも大麻の種子を焼けた石に投げ入れ、その煙を浴びて
不浄を払った記録があり、日本で寺院などで線香の煙を悪霊のために生じたとされる
身体の欠陥のある箇所に浴びせる風習が見られます。
特に、仏教では香を焚き悪気を払い、身心を清浄するものとして重要な位置を占め、
仏像・仏具にも香木が多く用いられてます。
経文にも「花を撒き香を焚いて仏を迎える」などの記述があり、
香は仏や聖僧などを迎える為とされ、仏の使いでもあるとされています。