公詢社ブログ 葬儀屋のつぶやき
2018.08.01
夏
夏と言えば、夏祭りや海水浴、かき氷、花火など色々と思い浮かびますが、
私は夏を一番感じるのは「蝉の声」です。
家の木から蝉の声が聞こえ始めると、夏が来たなあと毎年思うものです。
人によっては騒音にしか聞こえない方がいるかもしれませんが、
子供の頃からずっと聞いてきたものとしては、うるさいと思うよりも
なくてはならないものです。
夏の風物詩ですよね。
その蝉について少し掘り下げてみると、蝉は長い間土の中にいて、
地上に出てきたら一週間ぐらいしか生きれないと思っている方が
多いのではないでしょうか。
実際は、一か月から一か月半程は生きているそうです。
蝉は種類にもよりますが、3年~17年程土の中で過ごし、それから地上に出てきて
成虫になる準備を行います。
土の中でも地上へ出ても危険がいっぱいの中、それでも生き抜いた成体のみが、
あの鳴き声を発声することが出来、次の世代を残すためにその短い一生を
必死でいきています。
こういう事を知っていれば、普段聞いている蝉の声も必死で生きている
「魂の叫び」だなと思えてきますね。
蝉も与えられたその生を一生懸命全うしようとしています。
我々人間も生かされている事を感じながら、一日一日大切に
過ごしていくべきだと感じさせられました。